「ソフィーの世界」 ヨースタイン・ゴルデル(NHK出版)



 世界の35カ国で翻訳され、ドイツの120万部をはじめ世界中でベストセラーになっている哲学小説「ソフィーの世界」が、日本でも爆発的に売れている。

 主人公のソフィーは14才の少女。ある日、彼女の元に舞い込んだ消印も差出人の名前もない手紙に「あなたはだれ?」と書いてあったことからドラマが始まる。そして自分自身を見つめ直すようになった彼女は、次々と届く長文の手紙に導かれ、神話からギリシャ自然哲学、ソクラテス、プラトンと、哲学の歴史の旅を続ける。著者は高校の哲学教師の経験もあるノルウェーの作家。(中略)

 阪神大震災やオウム事件でボランティアやカルト宗教が話題になったが、本書にはそれらの問題を考える手掛かりも。担当編集者は「いろいろなことをもう一度根源から考え直すきっかけになってほしい」と話している。

(琉球新報 1995)



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