菅野美穂「インド・ヨガ聖地への旅」



 NHKで「菅野美穂インド・ヨガ聖地への旅」(10.26)を見た。今、ヨガは世界的にブームになっており、特に若い女性に大人気。彼女もヨガを始めて一年という。

 ヨガの教えは、心と体の安定を説いており、とても分かりやすくやさしい。環境保護が叫ばれるご時世にピッタリだ。
 現在の世界を見てみると、キリスト教やイスラム教やユダヤ教は、テロや戦争ばかりしており、非常に好戦的で侵略的である。それに比べてヒンズー教は、ベジタリアンが多く、牛を愛し、牧歌的で友好的なイメージがある。(カースト制度があるが…。)

 ネットで世界の情報が駆けめぐる時代、多くの人が気づいたのではないか。「人類の共生」「平和的共存」をめざすなら、どう考えても「一神教」では不可能だと。番組を見ていて、しみじみそう思った。自分もインドへ行きたくなった。

 ラストシーンで、高齢の聖人と面会する場面がある。聖人は「太陽は日本から昇り、インドに沈む(?)。日本人は太陽を拝みますよね」といって、彼女に「太陽礼拝」というヨガを勧めたのだった。とても感動的だった。(自分の母親も毎朝、太陽を拝んでいる。)
 太陽を崇拝するのは、アジアで古くから行われていたのだろう。仏教の大日如来や阿弥陀仏もその影響かも知れない。

(2007-10)



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