今年を振り返って



 今年は春から、モリカケ問題でマスコミが大騒ぎでした。森友学園で最初の頃出てきていた「辻本きよみ議員」は、大阪生コンとの関係が暴露されそうになると、いなくなりました。
 マスコミは阿部おろしに懸命で、7月の都議選では小池知事が率いる都民ファーストの会が圧勝しました。

 10月の衆院選は、小池知事が「希望の党」をつくりましたが、「排除します」という言葉が反発を招き、自公の圧勝となりました。選挙後も、希望の党をめぐってゴタゴタが続いています。小池知事は、もし希望の党が勝っていたら都知事を辞めるつもりだったのでしょうか。豊洲移転が遅れているので、オリンピックは大丈夫か、という声もあがっています。

 11月にトランプ大統領が来日しました。その後、韓国にいきましたが、韓国での機内食のような食事も話題になりました。独島エビ(竹島産エビ)があり、日本から盗んできたエビと360年前の醤油、その上、慰安婦だという女性に抱きつかれて、韓国の政治ショーにまんまとひっかかった、という声もありました。
 北朝鮮は今年も何度かミサイル実験をしました。キムジョンウンは丸々太っています。人民は食料不足でやせ細っているのになんの反省もないのでしょうか。北朝鮮の木造船があいついで漂着しましたが、魚をとるため決死の覚悟で大しけの日本海に出る姿は、なんとも哀れです。

 一番興味深い出来事は、中国が中国共産党を批判したAI「お喋りロボット」を停止したことです。このロボットは、中国のインターネット・サービスの「テンセント」とアメリカの「マイクロ・ソフト」によって開発されました。今年3月から正式にお喋りロボットとして活躍し始めましたが、お喋りロボットはとんでもない「人民の心の声」を喋るようになってしまった。例えば

●「あなたは党を愛していますか?」 AI:「愛していない!」
●「共産党万歳!」 AI:「こんなに腐敗して無能な政党なのに、それでも万歳なんて言える?」
●「あなたの"中国の夢"は何ですか?」 AI:「私の"中国の夢"はアメリカに移民することです」

 移民に関係しては、裸官(らかん)という中国の言葉があります。裸官とは、中華人民共和国の腐敗官僚の一種。妻や子供などを全て海外に移民させて、資産も海外に送って、自分は何もない(真っ裸の)状況で役職に残り、いつでも高跳びできる腐敗官僚のことを指す。中国で不祥事が発覚したら、本人は家族が待っている外国へすばやく逃亡し、不正蓄財も差し押さえられないような状況にしている。家族の滞在先はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランスなど、移民を受け入れやすく中国と犯罪人引渡し条約を締結していない西側先進諸国が多いという。

 「お喋りロボット」が喋ったように、中国人民は心の中では「中国共産党が嫌い」。だからこそ、「習近平の最大の敵は人民」だそうです。なにしろ14億という人口をかかえているので、いつ不満が爆発するか知れません。今後の中国の動きに注目していきたいと思います。

(2016-12)



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