ナチス虐殺犠牲者は150万



 約400万人に上るといわれた戦前のナチス・ドイツのアウシュビッツ(ポーランド名、オシフェンチム)強制収容所の犠牲者は、実は150万人レベルだったことが判明した。

 ポーランド「連帯」系の「選挙新聞」が17日、国立収容所博物館による調査結果として報じた。同博物館のピペル歴史部長によると、調査で確認された犠牲者数は計約110万人。実態調査は、欧州各地のゲットー(収容所)で作成されたリストや収容所への移送の際の通信文書などを基に実施された。実際の犠牲者総数が、この調査結果を上回るのは確実だが、多くても150万人どまりとしている。

(琉球新報 1990-7-18)



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