スミソニアンにまた横やり


  
 イスラエルの建国50周年を記念し、米スミソニアン博物館(ワシントン)がイスラエル政府に批判的な評論家などを招いたイベントの開催を計画したところ、米議会保守派や右派のユダヤ人団体が反対し、同博物館は7日、イベントの内容を検討し直すことを明らかにした。

 同博物館は終戦50周年の1995年に、広島に原爆を投下した爆撃機エノラ・ゲイを公開し、原爆の悲惨さを伝える展示を計画したが、原爆の正当性を主張する米退役軍人グループの抗議を受けて被害の大きさなどを示す展示をカットしており、またも政治の横やりで独立性が損なわれることとなった。

(琉球新報 1998-1-8)



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