永平寺と金剛峯寺が宗派を超えて交流



 曹洞宗永平寺(福井県永平寺町)を開いた鎌倉時代の僧・道元の没後750年法要が20日、史上初めて高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)で宮崎奕保永平寺貫首ら23人が参加して営まれた。

 今年2月、永平寺と金剛峯寺が宗派を超えて人的交流を進めることで合意。3月に金剛峯寺側が永平寺を表敬訪間したのに次いで、今回の来山となった。永平寺一行は午前10時すぎ、金剛峯寺に到着。歓談後、宮崎貫首は輿(こし)に乗り、法要が営まれる金堂に移動した。

 堂内では、和田有玄金剛峯寺座主が導師となって理趣経(りしゅきょう)や道元の功徳をたたえた回向文(えこうもん)などを約1時間にわたって唱えた。

(琉球新報 2002-5-21)



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