ダ・ヴィンチ・コード、全国で一斉公開


 キリスト教を題材にした話題の米映画「ダ・ヴィンチ・コード」が20日午前、全国で公開が始まった。配給会社によると、上映は計863スクリーンの予定で、国内では過去最大の公開規模という。キリストが子どもをもうけ、カトリック教会がその事実を隠してきたという設定が議論を呼び、海外では上映を自粛したり、抗議運動が起きるなど反響が広がっている。

 東京・有楽町の映画館には、午前6時の開場を前に約500人の観客が列をつくった。県内では那覇市のシネマQ、南風原町のサザンプレックス、北谷町のミハマ7プレックスで上映され、朝から映画ファンでにぎわった。
 配給元のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの映画部門日本代表佐野哲章さんは「日本では海外の反響が、かえって話題となり、予想以上にお客さんが来てくれたようだ」と語った。

 映画はパリのルーブル美術館で起きた殺人事件をめぐり、容疑をかけられた学者らがキリストをめぐる秘密を解き明かしていくミステリー。原作小説は世界で6000万部以上、日本でも計900万部を超えるベストセラーとなっている。

(琉球新報 2006-5-20)



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