日本の総人口・・・50年後8993万人



 厚生労働省は20日、日本の総人口が2055年には、現在より約3800万人少ない8993万人まで減少すると予測した「日本の将来推計人口」を公表した。前提となる50年後の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供数の推定値)は、05年実績と同じ1.26と設定。前回推計(02年1月)では1.39まで回復するとしていたが、大幅に下方修正した。

 55年の年代構成は、65歳以上が約41%と現状から倍増、14歳以下は約8%に減少する。一段と少子高齢化が進む厳しい予測で、社会保障や日本経済への影響は必至。同省は、年金制度への影響を試算し、結果を来年1月末に公表する。推計は、国立社会保障・人口問題研究所が国勢調査などを基に約5年ごとに実施。晩婚化や結婚しない人の増加、子供数の減少など最近の社会情勢を反映させて、将来の出生率と死亡率を、標準的な中位推計と、高めの予測の高位推計、低めの低位推計の三通りにそれぞれ設定し、組み合わせて算定した。

(琉球新報 2006-12-21)



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