阪神大震災十七回忌、砂に描く鎮魂





 阪神大震災の犠牲者を追悼する砂曼茶羅の制作が、神戸市須磨区の須磨寺で進んでいる。今回は十七回忌にあたるため、ネパールからチベット仏教の僧侶ら6人が招かれ、12日から描いている。

 同寺で砂曼茶羅が制作されるのは4回目で、前回は2007年の十三回忌に描かれた。今回はこれまでと違う絵柄で、「神戸に元気を与える仏様」だという。僧侶たちはマスク姿で直径3メートルの下絵を囲み、色砂を少しずつ落として細かい作業を続けていた。
 16日中には完成し、17日朝から追悼法要が行われる。21日まで見学もできる。

(朝日新聞 2011-1-16)



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