チベット仏教僧、やまぬ焼身自殺



 中国青海省で8日、チベット仏教寺院の高僧が焼身自殺した。6日にも同省と隣接する四川省でチベット族の元僧侶2人が中国政府の統治に抗議して自殺を図ったはかり。
 中国国営新華社通信によると、青海省東部のゴロク・チベット族自治州タルラク県で8日未明、地元で活仏として知られていた40代の高僧が焼身自殺した。

 米国の放送局「ラジオ・フリー・アジア」によると、高僧はチベットの自由や権利の回復を主張する張り紙をし、自身の体に火をつけた。遺体が運ばれた警察署に数百人の住民が押し寄せて遺体を引き渡すよう求め、窓を割るなどしたという。同県に多数の軍車両が入ったとの情報もある。(北京)

(朝日新聞 2012-1-10) 



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