ヒンズー教

10.宗派
「ビシュヌ派」
 太陽神ビシュヌを主神とする宗派。ビシュヌは宇宙の維持者であり、クリシュナ神、英雄ラーマ、釈迦約などのさまざまな化身の姿であらわれ、苦しんでいる者を救うと信じられています。(約70パーセント)

「シヴァ派」
 シヴァを主神とする宗派。シヴァは破壊神とされ、3つの眼を持ち、ドクロの首飾りをした恐るべき姿で描かれることが多いが、この派の信徒はシヴァに恵みと恩恵に富んだ面があることを強調します。シヴァはまた根源的な生命力を象徴し、「リンガ」という男根の形で崇拝されます。牛はシヴァ神の聖獣です。(約25パーセント)

「シャクティー派」(性力派)
 シヴァ派の分派でシヴァ自身よりも、その神妃カーリー、ドゥルガーなどを崇拝し、特にその生命力としての性力(シャクティー)を重視する。タントラという独自の聖典をもち、マントラ(呪文)をとなえ、体内の脊椎にそって並んでいるチャクラに精神を集中する特殊な行法を行う。仏教の密教やラマ教の成立に大きな影響を与えた。(約3パーセント)



ビシュヌ派

シヴァ派









目次



inserted by FC2 system