イスラム教

6.宗教生活・礼拝方法
「礼拝」毎日5回、メッカの方角(キブラ)を向いて祈りを捧げることが義務付けられている(シーア派は3回)。金曜日が聖日で、毎週金曜日の昼はモスクで集合礼拝に参加します。

モスク

モスク

礼拝

野外礼拝

ミナレット(塔)

キブラ

「信徒間の平等」
 イスラム教の聖典『クルアーン』(コーラン)には信徒間の平等が記されており、それゆえ、イスラーム社会では、他の宗教にみられるような聖職者・僧侶階級をもたない。宗教上の指導者「ウラマー」がいるのみです。

「一夫多妻制」
 妻は4人までもつことができますが、完全に同格同等に扱わなければなりません。もともと戦争未亡人や孤児を救うための制度だったという。禁止している国もあります。

「女性の服装」
 
女性は家族以外の男性に顔や肌を見せてはいけないとされているので、外出時に伝統的なチャドルを着用したり、スカーフやベールで顔と体をかくします。

スカーフ

チャドル

ブルカ




「利子の禁止」イスラム法では利子を取ることを禁止しています。銀行は利子を取らずに、事業が成功したらその利益を分配するという仕組みになっています。

「結婚式」結婚は神の前で行う相互契約。結婚式は証人立ち会いのもとに契約書に署名します。
「葬式」死体は土葬。右脇腹を下にし、顔をメッカの方向に向けて埋葬します。
「割礼」男性は生後7日目か、7から13才の間に手術します。
「その他の禁止事項」豚肉・酒類・賭事の禁止

「ハラール」」
 ハラールは、イスラム法で許された項目をいう。主にイスラム法上で食べられる物のことを表す。日本語に訳すと「合法的」という意味となる。なお、日本では「ハラル」と書くことも多い。反対に、口にすることを禁止されている物をハラームと言い、この語は「禁じられた」という意味でハーレムと同じ語源である。

 イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求される。この作法が遵守された食品がハラールとされる。なお、ハラールとハラムの中間に疑わしいものシュブハ (Shubha) という概念がある。シュブハな食品はできるだけ食べることを避けることとされている。



目次


inserted by FC2 system