サイエントロジー
開 祖
 L・ロン・ハバード
設 立
 1983年
崇拝対象
 ?
経 典
 ?
本拠地
 アメリカ
信者数
 ?


開祖=L・ロン・ハバード

本部

シンボル


概略
 サイエントロジー(Scientology)は、L・ロン・ハバードが創始した新宗教である。アメリカに本拠地を置いている。使用されている用語など、見たところは伝統的な宗教よりも自己啓発セミナーに似ている。実際、サイエントロジーで実践されているダイアネティックスがその最初期の形態だった頃、「これは科学である」と彼らは主張していた。この活動が自らを宗教と主張するようになったのは、サイエントロジー教会の設立以降である。

 「サイエントロジー」、「ダイアネティックス」、「L.ロン ハバード」、「ハバード」という表現はいずれも日本における登録商標である。サイエントロジーは、「個人の精神性と能力と倫理観を高めることによって、より良い文明を実現しよう」と主張する宗教団体である。サイエントロジストには、オーディティングと呼ばれるカウンセリング、及び、サイエントロジストの理論と技術について学ぶことによって高い能力と精神的な自由を獲得すること、ひいてはサイエントロジーの普及によって文明全体の精神性を高めることが期待されると主張している。

現況
 精神医学を真っ向から否定し、精神安定剤などの服用を非常に嫌う。精神科医の用いる向精神薬が、ほとんど麻薬に近い効果を発揮するためだとの主張である。映画評論家町山智浩の一説によると、これは『7500万年前、宇宙はジヌー(XENU)という名の邪悪な帝王に支配されており、その世界で人口が増えすぎたのでジヌーは手下の精神科医に薬を使わせて人々を眠らせて冷凍し、輸送機で地球まで運搬し、火山の火口に投げ捨てて水爆で爆破して始末した』という伝説を教義のひとつとして信じているからだという。 アメリカの“風刺アニメ”「サウスパーク」は、この伝説を茶化したエピソードを製作したが再放送に当たって欠番となってしまった。

 2005年7月11日、パリ市議会はトム・クルーズがサイエントロジーのメンバーであることを理由に名誉市民の称号は相応しくないとの決議を採択した。世紀の二枚目俳優(クルーズ)がパリでは「歓迎すべからざる人物」と規定されたのである。また2006年8月には、パラマウント映画がサイエントロジーの擁護などを理由としてクルーズとの14年間に及ぶ契約を打ち切ると発表した。2007年には映画『ワルキューレ』の撮影においてドイツ財務省がクルーズの同国連邦軍施設内への立ち入りを断るといった事態も発生している。

その他


目次



inserted by FC2 system