カルト教団



■カルト
 カルト (Cult) とは英語で本来「崇拝」、「祭儀」を意味し、後に社会学用語として「非キリスト教的で組織性の薄い少人数の宗教集団」という意味が付け加えられた。また現代の日本ではしばしば「異端的新興宗教」の意味で用いられる。

■カルトの条件
 次のような傾向が見られる場合、カルトと見なされる可能性がある。
  強引に勧誘する
  教祖や組織の絶対視
  他宗教に対して攻撃する、もしくは極めて排他的な行動をとる
  霊感商法による物品購入の強要
  寄付の強要
  組織活動の強要
  反社会的行動を取る(地下鉄サリン事件などの宗教テロ)

■主なカルト教団
 カルト教団の主なものには、多くの社会的問題をもっており、被害者も数多く存在する。ここでは一般的にカルト宗教と呼ばれる組織や団体の名前を挙げる。( )内は正式名称。

アーレフ(Aleph)……元・オウム真理教で、過去に宗教テロを起こしたことが有る。
エホバの証人……教義の絶対視による社会との摩擦。献血拒否など
キリスト教(全般) ……無理矢理改教させていた事がある。宗教テロの常連。戦争の元凶。
顕正会(冨士大石寺顕正会)……国教化を目指している(政教分離の否定)。終末論。強引な勧誘。脱退者に対する攻撃。

幸福の科学……教祖の絶対視。強制的に2億円を献金させられたと訴訟した元信者に名誉毀損だとして計8億円の損害賠償請求。
 フランス政府にカルト宗教と認定されている。
摂理……教祖の絶対視。女性信者への性的暴行。
創価学会……指導者の絶対視。強引な勧誘。脱退者への攻撃。他宗教への高い排他性。公明党を通じた政治への関与(政教分離の否定)。

統一教会(世界基督教統一神霊協会)……霊感商法。強引な勧誘。信者の監禁。脱退者への攻撃。
サイエントロジー……高額の金銭の要求、出家信者に対する強制的な中絶
ホームオブハート(レムリアアイランド、アマゾンなど異名多数)……指導者を絶対的存在とした帝国。
 心の癒やしなどと銘打った勧誘や閉じ込め、学校否定による児童虐待。かつてX JapanのToshlが入信させられていた。

モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)……高額の金銭要求、強引な勧誘、教団関係者による一般人女性へのレイプ、
 宗教テロ(マウンテンメドウの虐殺)を行った事あり、脱会者に対するストーカー行為 
ファミリー・インターナショナル……キリスト教系団体。児童への性的虐待などを行う。
崇教真光……通称「真光(まひかり)」、手かざしで悪霊を除霊することにより、病を治すと称する。

恒心教……オウム真理教の流れをくむ集団。 教義により弁護士・皇室・首相などへの殺害予告を繰り返し行う。
全能神教会……中国のキリスト教系新興宗教。通称「全能神」「東方閃電」とも。
 教義の絶対重視による、勧誘・脱退の際の殺人などが問題視されている。中国で「邪教」、ロシアでもカルト認定を受けている。



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